岐阜トヨタ自動車創立75周年に合わせた本社、及び近接する店舗・整備工場等の建替えプロジェクトである。本社周辺に点在していた各施設を機能集約により再配置し、順次移転新築を行うことで営業を停止せずに建て替えを行った。
国道248号線に面した本社敷地は、先に竣工した金園店ショールームの西側に位置しており、両建物は和紙調ガラスのカーテンウォールを企業カラーであるトヨタボルドーと白いフレームで囲い、施設全体の統一感を図ると共に和をイメージしたおだやかで格調高い外観としている。
1階には、スタイリッシュなエントランスロビーとウイング型トラックの乗入可能な屋根付駐車場、2階には用途に応じた会議室と応接室、3階には岐阜城が望めるゆったりした食堂と大中小の会議室を設け、階ごとに機能を分けることで利便性とセキュリティ面を強化した。1、2階それぞれの事務室は、無柱空間としてフレキシブル性を高めている。
BCP・省エネ・環境への配慮として、太陽光発電と自家発電設備の設置、EHPとGHP空調の併用を行っている。