愛・地球博記念公園内でのジブリパーク整備に伴い、公園中央の大芝生広場のそばに休憩所を新築した。
隣接する三日月形状の既設テント屋根と合わせ、建物は２枚の三日月の形をした屋根が重なる構成として、まとまりが感じられる配置とした。外部の大型木製ルーバーや軒天、内部の天井・壁の羽目板等に愛知県産材を使用し、地域に根差した建築としている。
既設テント屋根に接する２面の折戸は全開放できるつくりとし、屋外空間と一体的に利用可能な計画とした。トイレの他、授乳室・ベビールームを休憩スペースの中に独立した小部屋としてつくり、公園を訪れる様々な人が立ち寄ってほっと一息つける施設とした。