いちい信用金庫佐屋支店2017

地域に安らぎを提供する店舗
愛知県一宮市に本店を置く1936年創業の信用金庫の支店の同一敷地内建て替えである。旧佐屋町(現在の愛西市)は、木曽川と長良川が近くを流れ、大雨時の浸水が懸念されることから、前面駐車場の奥行きを使って、1階FLを前面道路から80㎝高い位置に設定した。また南海トラフ巨大地震発生時に想定される津波被害を軽減するため、貸金庫室と耐火書庫室を2階に配置した。正面ファサードは日射抑制を目的に設けた横ルーバーつきカーテンウォールで構成し、磁器質タイル張りの南北の外壁との対比で正面性を際立たせた。ロビーや営業室の壁には木質系内装材を採用、敷地内には多様な樹木を植栽し、身障者駐車場を覆う庇などとともに、利用者に安らぎを提供している。

梶井信嘉

Data

所在地
愛知県愛西市
主用途
信用金庫
事業主
いちい信用金庫
建築主
いちい信用金庫
施工
中野建設
電気:奥村電機
空調:東洋空調
衛生:ワシズ機械
構造
S造
規模
地上2階
面積
敷地:1,194.22㎡
延床:591.35㎡
建築:398.37㎡
竣工
2017年1月
『建築画報372号』(2017.9)より抜粋