建物南面の外部に庇とルーバーを設け、空調負荷を低減する計画とした。各階の日射調整に必要な部分にルーバーを設置していった結果、立面はステンレス製の梁から簾状にルーバーが吊り下げられた構成となった。機能を追及して生まれた外観はしかし、金属製の簾をまとった端正で瀟洒な表情を見せており、本社の顔にふさわしい、機能とデザインの一致した独自性が獲得されている。
所在地 | 愛知県西加茂郡三好町 |
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設計監理 | 伊藤建築設計事務所 |
施工 | 株式会社 大林組 |
敷地面積 | 2168.7㎡ |
建築面積 | 613.41㎡ |
延床面積 | 2,950.94㎡ |
構造 | 鉄骨造 |
階数 | 地上5階 |
工期 | 2006年8月~2007年2月 |