東栄町立東栄小学校2013

町内の小学校の統合とともに建設が熱望された、地元の木材を活用したぬくもりのある木造校舎が竣工した。
 構造用木材だけでなく、フローリング、腰壁の仕上げ杉材も全て町産材を使用した校舎である。構造用木材を大断面集成材とすることで、長スパン・大空間が可能となった。
 渡り廊下・昇降口をRC造耐火建築物とすることで、木造部は分棟化され、防火規定が緩和された。木造部を耐火・準耐火建築物としないことで、燃え代設計を回避した部材断面により経済性を追求している。
 平屋建とし、子供にやさしく利用しやすい平面計画、自然エネルギーを利用した快適な室内環境の校舎とした。児童が長時間利用する普通教室は自然採光、自然通風を確保し、夜間電力による土壌蓄熱型の床暖房設備は、経済的で空気汚染が少なく厳しい寒さにも対応できる。太陽光発電設備や風力発電設備には、発電量表示パネルを設置し環境教育材料としての利用も考慮している。

Data

所在地
愛知県北設楽郡東栄町
設計監理
伊藤建築設計事務所
施工
(管理棟・教室棟)三河・村雲特定建設工事共同企業体
(屋内運動場棟)松井・田中特定建設工事共同企業体
(運動場整備、外構、関連附帯)田中組
敷地面積
11,373.27㎡
建築面積
3,137.81㎡
延床面積
2,866.56㎡
構造
木造一部鉄筋コンクリート造、鉄骨造
階数
平屋建
工期
2012年8月~2013年10月