職員インタビュー - 吉村 大樹

吉村 大樹
構造担当
建築学専攻修了
2014年入社
東京事務所勤務
職員インタビュー
(2018年時点)
  • 建物の具体化の根幹を担うのが
    構造設計
    最大の醍醐味
  • 構造設計の魅力
     建築に興味を持った人が最初に目指すのは、多くの場合、意匠設計だと思います。かく言う私もその一人でした。とりわけ、著名な建築家が設計した建物は、写真からでも、その空間に引き込まれるものです。
     ですが、同時にその建物はどうやって出来上がっているのか、どのように作っているのか、それを考えるようになったのが構造設計を目指すきっかけでした。
     構造設計者とは、意匠担当者が企画する「できたらいいな」を、させる方法を提案する役割です。したがって、単に構造計算で求めた結果から、部材を設計・計画していくことではありません。それを踏まえた上で、コスト、工期、取り付く物との関係から、最も合理的な方法を考えます。
     そのためには、意匠担当者はもとより、電気・機械設備の担当者との打ち合わせは欠かすことができません。実際に出来上がる建物をイメージしながら、互いの意見を繰り返し交換することで、徐々に具体化していきます。その根幹を担うのが構造設計であり、最大の醍醐味だと思います。
  • 大切にしていること
     柔軟な発想と確かな判断力。
     構造設計者にとって重要なのは、直面する課題に対して、解決方法の提案、メリットとデメリットの把握、リスク管理の良し悪し、といった判断を的確に見極め、伝える力だと思っています。
     多くの人が関わるプロジェクトは、日々状況が変化するため、一度決めたことを再度変更することは、周囲への影響が計り知れません。そのような状態を避けるためには、問題に至る原因を追究し、改善・解決する方法を、予め見つける必要があります。
     そのために、業務では「明確な根拠を基に計画すること、わかりやすく表現すること、細部にまで目を配ること、実際の工事手順を想定すること」を、常に心掛けて設計しています。
     また、伊藤建築設計事務所では、同一の担当者が、設計から工事監理までを一貫して行うプロジェクトが多いため、自分が創り出したものを直接目で見る機会が多いです。そこで得た知識と経験を、次の設計に反映させることで、より良い建物の実現を目指しています。
    設計事務所を志望される人へ
     構造設計者は、内向的で自分のペースで仕事をする人が向いていると思われがちですが、そうとも限りません。むしろ、内外とのやり取りは多いですし、やるべきことを臨機応変に行える方が大切です。
     特に、伊藤建築設計事務所は、勤務時間を自らの裁量に委ねている部分がありますので、仕事とプライベートを両立させるには、効率よく業務を行うことが必要です。最初は苦労することもあると思いますが、できることが広がることで、ゆとりをもって臨むことができます。
     週に一度開かれる構造設計者の会議では、一人に掛かる負担が大きくならないよう、各担当者が抱えているプロジェクトの進捗状況を確認します。進捗が難航している場合には、年齢に関係なく助け合い、チーム一丸となって取り組むことも少なくありません。
     設計者としてだけでなく、人として誇りに思える上司や先輩がいる会社は多くありません。伊藤建築設計事務所はそれを有する数少ない会社だと思います。
  • 直接目で見て
    そこで得た知識と経験を
    次の設計に反映させる