interview
設備担当
I. OTokyo Office
建築学科卒業
2016年入社
建築設備士
東京事務所勤務
設備設計の魅力
建物を人の体で例えるとき、よく設備は頭脳、神経、循環器、血管等に例えられて、建物を建てる上で、欠かせないものになっています。空調設備による居室の温熱環境の確保、衛生設備による給水の引込や排水の放流、電気設備による電源供給等の人が生活していく上で、欠かせない重要なものを扱っているところに魅力があります。
また、建物の省エネルギー化や災害対策の電源供給等は、現在では建物を建てる上で欠かせない課題となっていますが、設備で関わりのあるものが多く、重要な役割を担っているところに魅力を感じます。
大切にしていること
設備設計では建物の電気の使用量、照明の点滅区分、コンセントの個数等を検討する際に、お施主様が実際に建物をどのように使うかを考えることが大切だと考えています。
また、空調機やキュービクル等の重い機器、配管や配線の経路、外壁に設置する排気口や照明等は設計を進める中で意匠担当や構造担当と多くの情報を共有して、より良い建物になるように心がけることが大切だと考えています。
印象に残っているプロジェクト
これまでに工場、スーパーマーケット、商業施設、事務所ビル等の設備の設計監理に携わりました。電気工事会社の事務所ビルの改修工事の設計監理が印象に残っています。お施主様が電気工事会社で、電気設備について詳しいので、設計や現場監理のときに、電気設備の照明制御やコンセントの配置、発電機による電源供給の区分等の多くの要望がありましたが、要望への対応や新たな提案をすることで、建物が完成したときに、お施主様にとても喜んで頂けたことです。
挑戦したいこと
現在、挑戦したいことは2つあります。1つ目は、ZEBを取得する建物の設計です。省エネルギーと創エネルギーで建物の快適性を保ちながら、建物で消費するエネルギーをゼロにすることを目指すため、建物に様々な工夫が必要ですが、建物が完成したときには、環境に配慮した建物として、お施主様に喜んで頂けると思います。
2つ目は新型コロナ感染症対策をした建物の設計です。換気設備、手洗器の配置、照明の非接触スイッチ、ウイルス制御・除菌用の照射器等の検討を行い、今後の感染症対策に最適な建物を設計したいです。
設計事務所を志望される人へ
日常生活で毎日使用する設備について、理解をして、知識を身につけて、経験をしていくことは楽しいことだと思います。現在、世界で取り組みを進めているカーボンニュートラル(脱炭素)にも深い関わりがある設備設計を志望してみてはいかがでしょうか。
夢を叶える
職場で
ありたい
dream comes true