国際的課題となっている地球温暖化への対応は建築界にとっても特に重要なテーマです。その原因とされるCO2の発生を抑制すること、吸収固定することは直接的な解決手段です。緑化施設(=建築緑化)は、一方では空調負荷を減少させることで、CO2発生を抑え、他方では、植物を育成することでCO2を吸収固定しています。緑化施設は地球温暖化対策の1つの解となります。また、ヒートアイランド現象対策にも効果が期待されます。
緑化施設は、地上にあった植物を単に屋上や壁面に移植する技術ではありません。新しい植物への環境を創造することです。そこには新しい都市景観や昆虫、鳥類、小動物を巻き込んだ新しい生物世界を築くことも考慮されなけ
ればなりません。
緑化施設には、国土交通省 緑化施設整備計画認定制度、名古屋市 緑化施設評価認定制度など、税制優遇措置や融資・利子補給などの支援も始まっています。
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